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もしラブライブ!新プロジェクトが男性スクールアイドルだったら

フェス二日目の最後に、ラブライブ!シリーズ新プロジェクトが発表されました。詳細は1/30発売のラブライブ!総合マガジンLOVELIVE! Days! Vol.5にて発表されるそうですが、Twitter上ではフェス終了後に「男性スクールアイドルが誕生するのでは?」という予想が出ていました。

じつは私も以前から男性スクールアイドルが誕生する可能性を考えていました。ほとんど女性だけで成り立っていたラブライブ!の世界に突如としてキラキラの男性アイドルが生まれたら、見る側には多大な(あまり良くない)影響があることも想像できますが、私としてはなにかと面白いことになる予感もあります。

そこで、新プロジェクトで男性スクールアイドルが誕生する場合、こんなことがあったらいいな、こんなことになったら考えてしまうな、ということを三つに分けて書いていきたいと思います。

1. ラブライブ!らしさを引き継いでほしい
当たり前ですが、ほかのアイドルものであっても特段変わりないような展開は望みません。アニソンらしいキャッチーで前向きな楽曲、アニメと実在する人物のシンクロ演出、王道スポ根部活もののストーリー、先輩スクールアイドルへのリスペクト、みんなで叶える企画などなど。これらμ's、Aqours、虹ヶ咲が紡いできたラブライブ!シリーズの歴史であり特徴を持ち、なおかつ「自分らしさ」を大事にするプロジェクトであって欲しいです。

初めは、シリーズのファンから変わっていくことへの戸惑いや反発があるとしても、ラブライブ!らしさと独自の魅力を持っていれば、可愛い女の子が好きな男性であろうが、私のような高校時代を思い出して涙する残念な中年女性であろうが、ついていく人は付いていくと思うのです。

2. 男女バランスが普通の世界観を築いてほしい
もし男性スクールアイドルが誕生するとしたら、私はμ's、Aqours、虹ヶ咲との合同ライブが見たいです。スクスタの物語のような形で、同じ時代を生きるスクールアイドルとして切磋琢磨するところが見たいです。

そのためには、これでのシリーズ同様、同性ばかりの世界を設定するのには無理があると思うのです。μ'sらと共演できるなら異性が当然にいる世界観であるはずですし、ラブライブ優勝を目指す他校のライバルに女性アイドルに出てこないのはおかしいです。仮に、物語の舞台に異性を登場させる必要性をなくすためにラブライブを男女別競技のようにしようとすると、ますます違和感があります。なぜなら、アイドルのステージは身体能力で差の出るスポーツと違って男女を分ける必要がないからです。

そうなるともちろん、これからは女性が主役になるような場合も男性が当然に出てこないとおかしなことになりますが、アニメのラブライブ!もラブライブ!サンシャイン!!も物語のうえでは男性が出きてもあまり影響が無かったのではないかと思うのです。何故、アニメでは徐々に男性が減っていってしまったのか。むしろ、穂乃果ちゃんや千歌ちゃんのお父さんなども、顔がちゃんと見られるのなら私は見てみたかったです。

3. 爽やかな友情ものを貫いて欲しい
ほとんど忘れられた設定と化していますが、スクフェスのストーリーにも一応プレイヤーが登場していて、キャラクターがプレイヤーに向けてギャルゲかな?と思うようなセリフを言います。

スクスタにはプレイヤーが演じる「あなた」が明確にいますが、虹ヶ咲メンバーらに猛烈に慕われていますし、ホーム画面に表示されるキャラクターをタップするとイチャイチャ感のあるボイスが流れて、私はなんとも言えない冷ややかな気持ちになります。

演出の好みはそれぞれですし、こういったものが好きな方は存分に楽しめばいいだろうと思うのですが、仮に男性も女性もふつうに登場する物語の中で、男女ともに露骨な表現でアピールするというのはだいぶ下品に思えます。

どうしてそう思うのか、この辺り初めて考えるのでうまく言語化できないのですが、同性ばかりの内輪の中でやっている気安さが良くも悪くも失われ、そこに露骨な表現が出てくると節操の無いように感じてしまうのかもしれません。

そもそも、アイドルだといっても学校の部活動であり、学校の名前を背負って競技に挑むのなら、客に媚を売るような態度は普通に考えてふさわしくないですよね。なので、この際、その辺は各媒体で抑えめに、代わりに爽やかな友情の側面をますます強化してその一点で貫いて欲しいのです。同人誌的な表現は、ファンがいくらでも自分たちで想像することができるのですから。


さて、男性アイドルが誕生すると仮定してだいぶいい加減なことを書き散らかしてきましたが、新プロジェクトがどんなものか、まだ全く分かりません。どんな展開が待っていようと、ひとまずは見守るつもりでいますが、あと数日、この何が起こるかわからないドキドキを楽しんで待ちたいと思います。

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